キャブレターのセッティングでは、チョークを活用する
オートバイをより楽しむためには、キャブレターのセッティングを自分でできるようになることが大切です。オートバイに乗り始めた頃の初心者は、知識がほとんど無い状態なので、乗ることを楽しむだけで精一杯ですが、慣れてきたら自分で行う作業を増やしていくと、愛車をより好きになっていきます。
キャブレターのセッティングという作業は、慣れないうちは難しいものですから、知識を身につけてから取り組むことが大切です。現在の状態をきちんと読み取ることができることが大前提になります。自信を持てない場合は、キャブレターのセッティングを行ってはなりません。キャブレターのセッティングで失敗してしまうと、オートバイのエンジンに大きなダメージを与えてしまい、乗ることができなくなる危険があるのです。
キャブレターのセッティングを行う場合、さまざまな道具を活用すると作業がスムーズに進められます。たとえば、チョークレバーという黒いレバーです。チョークレバーは、略してチョークと呼ぶのが一般的で、エンジンが冷えてしまっている時に使用するものです。エンジンを始動させる際に、レバーを上側に引くという使用方法になります。気をつけるべきなのは、エンジンが温まってきたらチョークを元に戻すということです。チョークを引いたままの状態では、正常に走らなくなります。
キャブレターのセッティングは重要な作業ですが、リスクを伴うものなので、基本的に自己責任で行うことになります。